カリキュラム
学びを定着させるカリキュラム
アメリカの国立訓練研究所(National Training Laboratories)の研究によれば、学びの定着には“実践”が必要としています。日本で開講するVenture for All Programは、課題への取組み、ビジネスプランの作成、そしてプログラム修了後に次のクラスのコーチを担うことで、学びを定着させるメカニズムを備えています。
8
Venture for All®プログラムでは、8つのモジュールで体系的にビジネスを学ぶカリキュラムを採用しています。ビジネスモデルを構造化し、フレームワークを活⽤した分析の方法を学び、ファイナンス、競合分析、データ収集・分析、プロモーションまで、効率的なビジネスプラン作成のノウハウを実践します。
Business Model
アレクサンダー・オスターワルダーのビジネスモデルキャンパスを使って、ビジネスモデルを構築していきます。製品やサービスが提供する価値を考え、それをどのような顧客セグメントへ提供するかは重要ですが、それをどのようにして実現させるかを考え抜くことも重要です。これをビジネスモデルキャンパスを使って熟考します。同じ価値を同じ顧客へ提供する場合でも、ビジネスモデルキャンパス上の他の要素で他社と差別化することもできます。
Your Market
市場調査の役割や必要性について理解をします。市場を調査する方法や具体的媒体についても学習し、その市場が本当に魅力があり且つ将来的な成長可能性があるかの評価につなげます。さらにスタートアップ時にフォーカスすべきセグメントについても理解をします。
Presentation Skill
投資家や金融機関から資金を調達する際に、彼らへの説明やプレゼンテーションは必須です。相手に印象を持ってもらうために必要な要素を学びます。また時間がない中で意思を効果的に伝えるためのスキルについても学習します。
Customer & Insights
顧客をどのようにして定義するのか。単に属性だけで定義するのではなく、対象のライフスタイルや特徴的な行動等を含めて、セグメントを定義します。さらに、見聞きできる顧客の行動だけで顧客ニーズの理解を誤らないよう、顧客インサイトとは何で、それをどのようにして発掘するかについても学びます。
Campaign Promotion
対象顧客に製品やサービスの認知を促すマーケティングとは何かについて学びます。認知を高める媒体の種類や、最近のトレンドについても学習します。さらにソーシャルメディア時代における新しい認知喚起プロセスの理解も進めます。また認知から購買にいたる消費者の行動プロセスについても理解します。
Competitive Analysis
競合他社とは誰か。競合をどこまでスコープを広げて考えるかを最初に学びます。掴んだ競合について、どのような軸で差別化をするかについて、明確な差別化の軸が見つかるまで考え抜きます。また国内の事例を用いて、製品やサービスをどのようにして差別化しているかを紹介し、且つそれを実践している方をゲストスピーカーでお招きし、生の声から学んでいただける機会もあります。
Finance
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書がお互いどう影響し合うか。事業資金獲得の種類(投資、借入等)とそれぞれのメリット・デメリット等について学習します。またゲストスピーカーを招き、事業資金をどのように得て、それをどのような観点で使っているか、起業家の生の声から学んでいただく機会もあります。
Your Team
起業時にどのようなチームメンバーで事業を立ち上げるのか。チームメンバーに選定に必要な要素や、やってはいけないことについて学習します。また起業に必要なリーダーシップについても学習します。